学びの巻物5

8単元

嘔吐・下痢と脱水のサイン

感染を広げず、水分と全身状態を丁寧に追おう

この単元でできるようになること

  • 嘔吐・下痢時に観察する項目を整理できる
  • 脱水を疑うサインを説明できる
  • 吐物・便を安全に処理し二次感染を防げる

量・回数だけでなく内容と全身状態を見る

いつから何回、どのような吐物・便か、腹痛、発熱、食事、水分、尿、周囲の流行を確認します。血液が混じる、緑色の嘔吐、強い腹痛などは速やかな医療相談が必要です。

吐いた直後は誤嚥を防ぐ姿勢を整え、呼吸・顔色・意識を確認します。ぐったりして反応が悪い場合は119番を含む緊急対応です。

脱水は水分だけでなく全身の変化に表れる

口の乾き、涙が出にくい、尿が少ない、顔色不良、元気がないなどは脱水を疑う手掛かりです。乳幼児は体内の水分バランスが崩れやすいため、経過を丁寧に見ます。

飲めて意識が清明なら、園の手順や医療職の助言に従い少量ずつ水分を試します。繰り返し吐く、飲めない、尿が出ない場合は早めに受診へつなぎます。

吐物・便は感染性がある前提で扱う

処理する職員以外を離し、換気し、使い捨て手袋やエプロン等を使用します。飛散範囲を広く考え、園のマニュアルに定めた方法と濃度で清掃・消毒します。

処理後は手袋を外した後も石けんと流水で手洗いします。アルコールだけに頼らず、病原体の特性に応じた方法を選びます。

発生状況を集めて集団の変化を見る

同じ時間帯やクラスで嘔吐・下痢が複数みられたら、責任者へ直ちに報告します。症状、発生日時、クラス、欠席状況を整理し、保健所等への連絡は施設の手順に従います。

感染者を特定して責めるのではなく、必要な情報を個人が識別されない形で保護者へ知らせます。

5分のまとめ

  • 嘔吐・下痢は内容、回数、腹痛、発熱、水分、尿、全身状態を見る
  • 口の乾き、尿減少、元気の低下などは脱水の手掛かり
  • 吐物・便は防護具と園の手順で処理し、石けんと流水で手洗いする
  • 複数発生は集団の変化として記録・報告する

foundation quick check

基礎理解を確認しよう

ここは単元の理解確認なので基礎問題です。全3問の結果はリーリーの次のおすすめに反映されます。

確認 1

脱水を疑う観察として適切なものはどれですか。

確認 2

保育室で嘔吐がありました。処理として最も適切なものはどれですか。

確認 3

嘔吐を繰り返した乳児がぐったりし、呼び掛けへの反応が弱い場合の対応はどれですか。

根拠とファクトチェック

AIを活用して作成し、2026年7月17日に公式一次情報と照合しました。次回確認期限は2026年10月31日です。

保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版・2023年5月までの修正反映)こども家庭庁感染経路、標準予防策、衛生管理、感染症発生時の対応、登園のめやすこどもの救急(ONLINE-QQ)公益社団法人 日本小児科学会生後1か月〜6歳の症状別受診判断、救急時の観察項目