学びの巻物5

5単元

体温・呼吸・脈拍を安全に確かめる

数値を測る目的は、変化を見つけて次の対応へつなぐこと

この単元でできるようになること

  • バイタルサインを全身状態と合わせて評価できる
  • 体温・呼吸・脈拍の測定上の注意を説明できる
  • 測定値と対応経過を正確に引き継げる

数値の前に見た目と反応を見る

体温、呼吸、脈拍は健康状態を知る重要な手掛かりです。しかし測定器を準備している間にも、顔色、呼び掛けへの反応、呼吸の苦しさを先に見ます。

明らかな呼吸困難や意識の異常があれば、正確な数値をそろえるまで待たず、119番を含む緊急対応を始めます。

体温は条件で変わる

体温は測定部位、時刻、運動、食事、衣服、室温などの影響を受けます。同じ方法で測り、測定時の条件も記録すると比較しやすくなります。

発熱の程度だけで重症度は決まりません。呼吸、意識、水分摂取、尿、皮膚色などを合わせて見ます。

呼吸は安静時に観察する

泣いた直後や運動直後は呼吸も脈拍も速くなります。可能なら安静時に、胸や腹の動き、回数、リズム、陥没呼吸、喘鳴、鼻翼呼吸などを観察します。

年齢で平常値が異なるため、成人の基準をそのまま当てはめません。園の研修資料や医療職の基準に従います。

時刻・条件・対応をセットで伝える

『38度でした』だけでなく、『14時、午睡後、腋窩で38.0度、顔色は良く水分を少量摂取、責任者へ報告』のように伝えます。

値が急に変わった、測定できないほど状態が悪い場合も重要な情報です。園の基準に沿って保護者・嘱託医・医療機関へつなぎます。

5分のまとめ

  • 測定前に顔色・反応・呼吸の苦しさを確認する
  • 体温は条件の影響を受け、発熱だけで重症度は決まらない
  • 呼吸・脈拍は可能な限り安静時に観察し、年齢差を考慮する
  • 時刻、条件、全身状態、対応をセットで記録・共有する

foundation quick check

基礎理解を確認しよう

ここは単元の理解確認なので基礎問題です。全3問の結果はリーリーの次のおすすめに反映されます。

確認 1

バイタルサインを測る際の優先順位として適切なものはどれですか。

確認 2

体温の評価として適切なものはどれですか。

確認 3

保護者への引継ぎとして最も適切なものはどれですか。

根拠とファクトチェック

AIを活用して作成し、2026年7月17日に公式一次情報と照合しました。次回確認期限は2026年10月31日です。

保育所保育指針解説(平成30年度~)こども家庭庁第3章 健康及び安全(健康支援、環境・衛生管理、事故防止、災害対応)こどもの救急(ONLINE-QQ)公益社団法人 日本小児科学会生後1か月〜6歳の症状別受診判断、救急時の観察項目