学びの巻物5

8単元

1歳以上3歳未満児の『自分で』を支える

自立への願いと、まだ必要な援助の両方を大切にしよう

この単元でできるようになること

  • 1歳以上3歳未満児の発達の特徴を説明できる
  • 自我の育ちに応じた援助を場面で選べる
  • 五領域を生活と遊びの中で総合的に捉えられる

できることと、したいことが大きく増える

この時期は、歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能が発達し、指先も器用になります。食事や着脱、排泄などを保育士の援助の下で自分でしようとします。

語彙が増え、自分の意思や欲求を言葉でも表し始めます。一方で、気持ちを十分に言葉にできず、泣く、怒る、物を取るという姿になることもあります。

『自分で』は自我の育ち

何でも自分でしたがる、援助を拒む、思いどおりにならず強く怒る姿は、自分という感覚や意思が育っている表れです。大人への反抗だけと決めつけません。

時間がかかっても試せる余裕をつくり、難しい部分だけ手伝います。気持ちを短い言葉で代弁し、選べる方法を示すと、自分の思いを調整する経験につながります。

友達への関心と、ぶつかり合いが始まる

身近な子どもへ関心をもち、同じ遊びをまねたり、そばで遊んだりします。ただし、相手の気持ちを十分に理解し、言葉で調整することはまだ難しい時期です。

玩具の取り合いでは、すぐに善悪を決めず、双方の思いを受け止めます。待つ、交代する、似た玩具を用意するなど、関わりが続く方法を支えます。

五領域は、生活と遊びの中で一緒に育つ

散歩で落ち葉を拾う場面にも、歩く健康、友達や保育士との人間関係、自然に触れる環境、発見を伝える言葉、色や音を楽しむ表現が重なります。

領域別の時間割をつくるのではなく、一人一人の発達に応じ、生活や遊びを通して五つの側面が総合的に育つよう援助します。

5分のまとめ

  • 基本的な運動・指先・言葉・生活動作が大きく発達する
  • 『自分で』という願いは自我の育ちとして受け止める
  • 友達とのぶつかり合いでは双方の思いと関係の続き方を支える
  • 五領域は生活と遊びの中で総合的に展開する

foundation quick check

基礎理解を確認しよう

ここは単元の理解確認なので基礎問題です。全3問の結果はリーリーの次のおすすめに反映されます。

確認 1

着替えを『自分で』しようとしている子どもへの援助として適切なのはどれですか。

確認 2

玩具の取り合いが起きたときの関わりとして適切なのはどれですか。

確認 3

1歳以上3歳未満児の五領域について正しい考え方はどれですか。

根拠とファクトチェック

AIを活用して作成し、2026年7月15日に公式一次情報と照合しました。次回確認期限は2026年12月31日です。

保育所保育指針(平成30年度~)こども家庭庁(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 保育の内容〜第5章 職員の資質向上保育所保育指針解説(平成30年度~)こども家庭庁第2章 保育の内容〜第5章 職員の資質向上(本文97〜379頁)