学びの巻物5

19単元

共生社会と合理的配慮

本人を変える前に、社会の障壁と対話しよう

この単元でできるようになること

  • 障害の社会モデルを支援場面に適用できる
  • 不当な差別的取扱いと合理的配慮を区別できる
  • 建設的対話により配慮を調整する方法を判断できる

障壁は人と環境の間に生まれる

車いす利用者が二階の相談室へ行けない時、困難を身体機能だけに帰すのではなく、階段しかない環境との関係で捉えます。入口、情報、規則、人の態度など社会的障壁を見つけます。

本人の治療や訓練だけに解決を求めず、環境側も変えるのが共生社会の重要な視点です。

不当な差別的取扱いをしない

障害を理由に正当な理由なくサービス提供を拒む、場所や時間を制限する、条件を付けることは不当な差別的取扱いになり得ます。

安全上の理由がある場合も、抽象的な心配だけで一律に拒否せず、客観的に検討し、理由を説明し、代替方法を探します。

合理的配慮は個別の対話で決める

本人から社会的障壁を取り除く対応の申出があり、負担が過重でない時、必要かつ合理的な配慮を提供します。2024年4月から事業者にも提供が義務化されました。

筆談、読み上げ、静かな待機場所、段差への代替経路など、内容は障害名だけで固定せず、場面と本人の希望に応じて検討します。

『できません』で対話を終えない

本人の希望どおりの方法が過重な負担となる場合でも、何が難しいかを説明し、目的を満たす別の方法を一緒に探す建設的対話が重要です。

配慮を提供した後も、実際に利用できたかを確認します。子ども本人の意思表明には年齢や発達に応じた方法を用います。

5分のまとめ

  • 社会的障壁を人と環境の関係で捉える
  • 障害を理由とする不当な差別的取扱いは禁止
  • 合理的配慮は個別の申出と建設的対話で調整する
  • 2024年4月から事業者の合理的配慮提供も義務

foundation quick check

基礎理解を確認しよう

ここは単元の理解確認なので基礎問題です。全3問の結果はリーリーの次のおすすめに反映されます。

確認 1

車いす利用者が階段だけの相談室を利用できない時、社会モデルに近い捉え方はどれですか。

確認 2

合理的配慮の検討として適切なのはどれですか。

確認 3

事業者による合理的配慮の提供について正しいものはどれですか。

根拠とファクトチェック

AIを活用して作成し、2026年7月17日に公式一次情報と照合しました。次回確認期限は2026年12月31日です。

障害者差別解消法に基づく基本方針の改定内閣府不当な差別的取扱いの禁止、合理的配慮、事業者の義務化障害者の権利に関する条約(和文)外務省第3条、第5条、第9条、第19条、第24条社会福祉―出題範囲(抜粋)一般社団法人 全国保育士養成協議会全1頁(理念・歴史、制度、相談援助、利用者保護、動向と課題)