第2単元
養護と教育を一体に行う
守ることと育ちを支えることは、一つの関わりの中にある
この単元でできるようになること
- 保育における養護の二つの柱を説明できる
- 養護と教育を時間で分離しない理由を理解する
- 日常の一場面に養護と教育の両面を見つけられる
養護の柱は『生命の保持』と『情緒の安定』
保育における養護は、子どもの生命を保持し、情緒の安定を図るために、保育士等が行う援助や関わりです。食事・睡眠・排泄・清潔・安全などを整える生命の保持と、安心して気持ちを表せる関係や落ち着ける生活をつくる情緒の安定が柱になります。
健康で事故がないだけでは、養護の全体を満たしたことにはなりません。安心して泣ける、助けを求められる、自分を受け止めてもらえるという経験も欠かせません。

教育は、生活と遊びの経験を通して育つ
乳幼児期の教育は、机に向かって知識を教え込むことだけではありません。子どもが人や物、自然などの環境に自分から関わり、生活と遊びの中で感じ、気付き、考え、表す経験を支えることが中心です。
保育士は、子どもの発達過程と興味を捉え、思わず触れたくなる素材、試したくなる空間、一緒に考えられる仲間との関係を計画的に整えます。
養護と教育は、同じ場面で一体になる
たとえば食事では、安全な形や量、衛生、体調への配慮は生命の保持につながります。落ち着いた雰囲気や応答的な声かけは情緒の安定につながります。同時に、食材への関心、自分で食べようとする意欲、会話、人との関わりも育ちます。
午前は養護、午後は教育というように切り分けるのではありません。子どもの命と安心を守りながら、発達にふさわしい経験が積み重なるよう援助することが『一体的』という意味です。
見分ける練習:転んだ子どもへの関わり
転んだ子どものけがを確認し、安全な場所へ移すことは生命の保持です。驚きや痛みに共感し、落ち着くまでそばにいることは情緒の安定です。
落ち着いた後、一緒に床の状態を見たり、次はどう歩くかを考えたりする経験は、環境への気付きや自分で安全に行動する力へつながります。一つの関わりに養護と教育が重なっています。
5分のまとめ
- 養護は生命の保持と情緒の安定を図る援助・関わり
- 教育は生活と遊びを通した主体的な経験を支える
- 養護と教育は時間や活動で分けず、保育全体で一体に行う
- 日常の一場面に、命・安心・育ちの三つの視点を見つける
foundation quick check
基礎理解を確認しよう
ここは単元の理解確認なので基礎問題です。全3問の結果はリーリーの次のおすすめに反映されます。
根拠とファクトチェック
AIを活用して作成し、2026年7月15日に公式一次情報と照合しました。次回確認期限は2026年12月31日です。
